英語のヒアリングを伸ばす

前回も書きましたが、英語の入試に4技能が評価されるという。。

4技能とは書く、聞く、話す、読む。

英語の上達は、この4技能のバランスよく伸ばすことによって導かれると思っています。

 

例えば、英語の単行本を一冊読む➡︎残りの3技術が上達する。

英語のニュースを毎朝聞く➡︎会話でいろんな表現ができるようになる。

まあ、そんなこと当たり前ですよね。

受験勉強もこの4技能を念頭において進めていくわけですが、とりわけ自主学習では難しいと思われるのが、「話す」と「聞く」です。

しかし、この2つが伸びると英語で会話することが断然楽しくなってくるのです。

 

今日は「聞く」について、楽しく勉強できる学習ツールをご紹介します。

皆さんもすでに利用しているかもしれませんが、私は海外のpodcastを使った学習方法をお勧めします。

1、好きなpodcastを選ぶ

  ・スクリプトが掲載されているもの。

  ・5分以内の短いもの。

2、聞く

  ・どんな話しかだいたい理解する

 

3、ディクテーション

  ・最初から聞いて、話者が言ったことを書き出していく。分からない場合は何度も聞く。何度聞いても分からない場合は、スクリプトをみて直す。

 

4、シャドーウィング

  ・もう一度最初から。今度は音声を流し、耳に入ってきた音を聞いて、すぐに口に出して文章を繰り返す。

 

プロの通訳者も最初はこうやってディクテーションやシャドーウィングを練習しています。耳が劇的によくなります。大切なのは、続けること。だからなるべく自分の気に入った内容のpodcastを選んでくださいね。

 

 

 

もうすぐ1学期も終わりですが、頑張れ!高校生

 

 

大学入試、英語が変わる

2020年度から大学入試のシステムが変わりますよね?
英語の共通試験では4技能評価が導入されるようになります。4技能とは、読む、聞く、話す、書くです。これからの子供達には「使える英語を」ということなのでしょう。私も大学を卒業してから、留学経験がありますが、はっきり言って日本の学校での英語学習だけでは、海外に行った時に使い物にならないんだなと実感しました。
 
4技能評価を取り入れたからといって、学校の英語教育がすぐに変わるとは思えませんが、、学校は受験のための合格テクニックを教えるだけでなく、本当の意味で、「使える英語」を子供達に教えていくべきだなあと思います。
 
頑張れ高校生!
 
 
 
 

 

言い方ひとつで

お友達とのちょっとした会話のなかで、そんな言い方をしなくてもいいのに。などと思うことたまにありませんか?

同じことを相手に伝えるのにも、言い方を気をつけると、人間関係を円滑にすることができると思いませんか?

 

言い方。そう、英語でも同じことを伝えるのに様々な表現があります。

皆さんが大学生になってアルバイトをして接客をしたり、目上の人と会話をする場合に、敬語をつかますよね?日本語には敬語があります。

英語には日本語のような特有の敬語用法はありませんが、角の立たない言い方を覚えておくと今後皆さんのやくにたつこと間違いなしです。

 

<相手に質問をするとき>

  1. What is your name? 

  2.May I have your name?

1を初対面の人に使うとかなり失礼な気がします。2.のMayは助動詞で許可を意味します。相手にお伺いしてもいいですか?という丁寧な言い方になります。

 

次の場合はどうやって丁寧な言い方にできるでしょうか?

  Where are you from?  どこからきたの?

Mayを使うとこのように質問することができますよ。

May I ask you where you are from?  ご出身をお伺いしてよろしいですか? 

 

<相手に依頼をするとき>

1. Can you sign here? 

2. Could you sign here? 

Could やWould を使って、丁寧な言い方を表現することができます。

1は「ここにサインしてもらえますか?」ぐらいのカジュアルな言い方に対して、2は「ここにサインしていただけますか?」のようなニュアンスの違いがあります。

 

丁寧な言い方を覚えて、どんどん初対面の外国人と会話をしてみましょう。

 

 

 

良い教師、悪い教師

みなさんは学校楽しいですか?私は高校の時、一時期、学校に行くのが毎日しんどかったのを覚えています。

進学校にはいり、最初はトップだったのに、だんだん成績が落ちてきて、水のなかでおぼれかけた人みたいにアップアップした状態で毎日をすごしている感じ。。

 

みなさんは、きっと楽しい学園生活を過ごしているに違いないです。

けれど、もし何かもやもやとして気持ちがあるなら、紙に書き出してみるのをお勧めします。

 

以下の抜粋はアメリカの中学生が、楽しい授業とそうでない授業について論文を書いたものです。

彼女は先生の教え方に着目して次のように言っています。ちょっと試しに読んでみてください。


Great teachers can make their students fall in love with their subject, whereas a bad one can cause an antipathy that could prevent further interest. The subject being taught does not define whether the students will like the class, rather it is the teacher who makes the subject interesting or not.

 

以下は意訳です

良い教師は、生徒達にその教科を好きになるよう興味を持たすことができます。一方、悪い教師は、興味を阻害する毛嫌いを引き起こします。習う教科によって子供達が授業を好きになるかではなく、むしろ、先生によって、その教科が面白くなるかどうかがかかっているのです。

 

上の文で基礎的な文法事項があるので、押さえておきましょう。

make their students fall in love with their subject

 

>make +  人 + 動詞原型 (人をVにさせる)

使役のmakeですよ。学習しましたね? 

 

>their students/ their subject のtheir は誰のことですか? Great teachersのことです。

 

>fall in love with 〜 〜を好きになる。 with の後には人以外もきますよ。 

I fell in love with NY! 

 

皆さんも、学校や友達に不満があるときに、ただモヤモヤしているのではなく、何が原因なのかを考えて、分析して、文章にしてみると少し解決策が見えてくるかもしれませんよ。

 

 

日本の運動会ってどう?

そろそろ運動会でしょうか?  私の学校では運動会が2回あって、春の運動会とメインの運動会といえば秋だったのですが。 運動会というのは日本に特有の風物詩です。一致団結してチームで競うというのはいいですね~。私は好きです。

 

外国にはあまりこのようなスポーツの学校行事がないため、とても新鮮に思う人もいれば、異様に思う人もいるようです。

 

外国人から日本の国をみたとき、彼らの感想にすごく興味がありませんか?私達にとっては当たり前のことでも、外国人の意見を聞くと新たな一面が見えてくることもあります。

 

今日は覚えておくと便利なフレーズをご紹介します。  

~のことをどう思う?

What do you think of ~  

What do you think about

 

運動会についてどう思う? 

What do you think about school sports day? このように聞くと、運動会についてその人が思っていることの意見がいろいろと聞けるわけです。

 

また、think of のほうはどうでしょうか?  例えばこんな使い方ができます。

What do you think of my new bag? 私の新しい鞄、どう? いいかしら? 

 

こんな感じです。私の新しく買った鞄が、いけてるかどうかあなたの評価を聞きたいときに Think of を使います。

 

外国人と会話するときに、途中でとまってしまってシーンとなったら、相手にいろんな意見や、感想をきく。そんなときに、Think of, think about はとても便利なフレーズです。是非覚えておいてね。

もっと勉強しておけばよかった。 後悔のShould have

大人になると仕事やプライベートで忙しくなって、もっと学生の時に勉強しておけばよかったなあと思う人が多いんです。(汗)

 

今日は、助動詞+ have + 過去分詞の使い方をおさらいします。

まず、助動詞とは動詞の前に置いて、動詞に様々な意味を付け足す役割がありましたよね。

これらがhave + 過去分詞と一緒に使われると。現時点における、過去の事に関する推量や、後悔、非難を意味するものがあります。助動詞なら全部というわけじゃないですよ。

 

具体例

以下の助動詞について、パターンを覚えておけばまずは大丈夫です。

・He must have studied hard.  彼は一生懸命勉強したに違いない(推量)

・I might have heard it before.  それを以前聞いたかもしれない (推量)

・She cannot have lied to me. 彼女が嘘をつくはずがない。(推量) 

・You could have come earlier. もっと早く来れたのかもしれない。(推量)

・The team could’t have  won the match そのチームが勝ったはずがない(推量)

・I should have studied harder when I was a high school student.  高校生の時にもっと勉強しておけばよかった。(後悔) 

 

このように、現時点で過去の事にいろいろと思いをめぐらせながら、「~だったんじゃなかろうか」 とか「あぁ、~しておけばよかった」というのが、助動詞 have 過去分詞になるわけです。

ちなみに、上にも書きましたが、助動詞ならなんでもっていうわけじゃないんですよね。
例えば、下の英文を和訳してください。
I will have finished my homework by tomorrow morning.

明日の朝までには宿題は終わっています。

未来のある時点までに、継続してきた動作が完了する → そう! 未来完了形の完了用法です。

 

次はどうでしょうか。

I can have eaten another ice cream.   私はもう一個アイスクリームを食べた(食べれた)かもしれない。

 

一見良さそうですよね? でも、can have 過去分詞は使いません。ネイティブも使わないので、使わないでください。

 

とりあえず、上の赤字の使い方だけは必ず覚えて置いてください。

 

 

Rainy season will start soon! もうすぐ梅雨

今日は雑談

もうすぐ6月ですね。

日本では梅雨の季節ですが海外では卒業の季節。

アメリカの大学の卒業式では、有名人が卒業生に向けてスピーチを行うところもあります。Commencement speech(コメンスメントスピーチ) と言います。

 

歴代のスピーカーの中でも、もっとも有名なものの1つはSteve Jobsの2005年スタンフォード大学でのスピーチ。Youtubeにも出ているので、きっと聞いたこともあるでしょう。「Stay hungry Stay foolish  貪欲であれ、馬鹿であれ。」

本当に、素晴らしいスピーチでした。

 

今年のCommencement Speech の中で個人的に心に残ったのは、アメリカの朝のニュース番組のキャスターSavannah Guthrie(サヴァンナ ガスリー)さんがジョージワシントン大学で行った演説の中の一説です。

Don’t waste your time feeling ‘old’ when you're young.

まだ、若いのに「もう私、年だし」なんて思っている暇はないですよ。

Love and appreciate your own unique beauty. You know that picture you want to delete? It’s the picture you might one day look at and say, ‘Wow I looked pretty good back then.’

自分にしかない美しさを好きになって、認めてあげてください。あなたが削除したいと思う写真があるでしょ?その写真をその後いつか見て、「わ〜、私すごくイケてたじゃん」と思うはずです。

Don’t stress when other people seem to be going higher and faster, getting married sooner, having kids when you can’t, when others are getting that promotion, buying that house, going on that trip, having those friends — don’t you worry. The life you’re making is enough. It is enough. You are enough.

自分は独身なのに、友達はすでに結婚して子供がいるとか、同僚は出世して、あんな家を買って、あんな旅行に行った、あんな人達と友達になっているとか、、 周りの人が自分より進んでいると感じる時あるかもしれません。

どうか、そんなことを心配しないでください。あなたの送ってきた人生はそれで十分です。もう十分です。あなたはそのままで十分です。

 

高校生の皆さんは、まだ若くて明るい未来があり、自分の夢に向かって、自分の思うように人生を描くことができます。

だけど、その途中でいろんな試練が必ずやってきます。たとえ、それがどんなに大きな失敗や挫折だとしても、まずは「私、よくやってるよ」と自分を褒めて、自分を認めてやってください。

 

これは、私の娘たちにもいつも言い聞かせている事です。

そんな彼女達も6月に1学年が終わり、もうすぐ夏休みを迎えます。