授業どうだった? 〜第5文型

もう新学年が始まって1ヶ月がすぎましたね。新しいクラスはどうですか? 

私がNYに留学していた時のこと、初日の最初の授業が終わった後に、オランダ人の女の子がきて「How did you find the marketing class?」と私に聞くのです。

 

私はその子が「どうやってマーケティングのクラス見つけたの?」と聞いているのだと思い、ちんぷんかんぷんな返事をしたのを覚えています。

findには「見つける」のほかに「~だと思う」という意味があります。
つまりその子は、「マーケティングのクラスどうだった?」と聞きたかったのです。

私の答えとしては、例えば

I found it difficult 難しいと思ったわ

などと答えればいいわけです。


これが、いわゆる第5文型 S+V+O+C で使われるfindです。

第5文型の特徴は、
・「O=C」の関係にあることですよね。 
・ Cには名詞、形容詞、現在分詞、過去分詞、原形不定詞などがおかれます。


第5文型をとる動詞には下記のようなものがあります。

1.keep, leave, find, drive, call, name

* I kept it secret. 
* I leave the door open.
* He drives me crazy.
* I named my cat Tom.

 

2.知覚動詞(see, listen, hear, watch, smell, feel)
OがCする、している(されている)のを知覚しているわけです。

* I felt something strange.        なにか変だと感じる(形容詞)
* I listened him play the piano.    彼がピアノをひくのを聞いた(原形)
* I saw a picture hung on the wall.  絵が壁にかけられているのを見た(過去分詞)
* I smell a cake burning.        ケーキがこげているにおいがする(現在分詞)

 

3.使役動詞 (make, have, get, let)
使役は、OにCさせる(してもらう)と訳せます。

* I made children clean their room. 子供達に部屋を掃除させた (原形)
* I had my mother make a bento. お母さんに弁当をつくってもらった(原形)
* I let them play until 5 o'cklock. 彼らを5時まで遊ばせた(原形)
* I have my car repaired.   車をなおしてもらう(過去分詞)

いいですか、O=Cの関係が常に成り立つわけですから
一番下の文は「I had my car repair」 としてはいけないのです。
車は修理されるのですから、過去分詞(受身)を使用しなければいけないのです。

この文はもともと、以下のような2文を一つにしたものです。
I have my car. 私は車をもっている。
my car is repaired. 車が修理された。


第5文型もパターンさえ覚えてしまえば、そんなに難しいものではありません。それに、5文型の表現を使えるようになれば、会話の表現のはばも広がるようになるよ。